2018年8月23日に発売された殺し屋とストロベリー。「明治東亰恋伽」や「うたの☆プリンスさまっ♪」が有名なブロッコリーさんが作られたゲームです。発売当初から某通販サイトのレビューが荒れていて、一体どんなゲームなのだろうとドキドキしながらプレイしました。
惜しいところやツッコミどころはたくさんあるものの、私はわりと楽しめました\(^o^)/
なるべく客観的な感想を意識して書きたいと思います。未プレイの方は購入の参考に、プレイ済みの方はプレイ後の感想としてお楽しみ下さい。
ネタバレについて
★ネタバレ記事を隠しています。未プレイの方のゲーム購入の参考になれば嬉しいです。
★ネタバレ記事には愛情たっぷり言いたい放題ツッコミ多めになっています(スチルバレあり)。苦手な方はご注意下さい\(^o^)/
殺し屋とストロベリー の簡単なあらすじ
舞台は現代日本のどこかにある街。
薬で眠らされジュラルミンケースに詰め込まれたイチゴは、一般の人が立ち入ることのできない裏稼業を営む人々が集まる「喫茶 月影」で目覚めます。
マスターもウェイターもお客さんも本業は「殺し屋」だと言います。
『今回の依頼は殺しではなく貴方の護衛です。だからここへ運ばれてきたんです。一度依頼を受けた以上、私たちは必ず貴方を守ります』
過去のトラウマから言葉を失ったイチゴは、行くあてもなく身寄りもないため、アルバイトのウェイトレスとして喫茶 月影で働くことになります。
「殺し屋」に「運び屋」に「武器商人」に「マフィアのボス」、様々な裏社会の人々と関わりながら、イチゴちゃんの出生や生い立ちの謎を解き明かすゲームです。
オープニングムービー
キャラクターのおすすめ攻略順
謎を解くゲームということもあり、攻略順は重要です。一通りプレイした私のおすすめの攻略順は以下の通り。
- ツキミ
- アモン
- イズナ
- 長谷川
- クラマ
- 真相ルート(攻略制限あり)
おすすめの攻略順の理由については見たい人だけ見てね↓
▼攻略順の理由を知る
- ツキミ → 謎の解明はない(がシナリオ残念)
- アモン → 謎の解明はない。
- イズナ → 謎の解明はないが若干ネタバレあり。
- 長谷川 → 少しずつヒロインちゃんの謎に迫っていく感じ。
- クラマ → ヒロインちゃんの過去が明らかになる。BADもしっかりプレイしてね。
- ノイン → 真相ルート。全ての伏線が回収されていてスッキリ。BEST→BADがおすすめ。
個人的には、クラマ先生と長谷川とノインのシナリオが好きでした。シナリオにムラがあるので、序盤の3人は耐えて下さい。耐えられなくなったら、長谷川とクラマ先生を挟むと楽しくなります。
BADに謎が隠されているルートもあるので、BAD回収もしっかりどうぞ、最後はノインのBADEND(?)で締めるのが良かったです。
殺し屋とストロベリー のキャラ別感想
イチゴ
推定年齢:18歳前後。身長160cm。
ヒロインちゃん。性格は礼儀正しく真面目。
ある出来事をきっかけに声を失ってしまい、スマホで筆談してコミュニケーションを取っています。
天涯孤独の身で養護施設育ち。
洋服のバリエーションが豊かでとても可愛い。好き。
▼ネタバレを読む
この作品のヒロインちゃんはジュラルミンケースに詰め込まれて登場するという完全なる訳ありヒロインちゃん。
施設での出来事が原因で声を失っています。15歳ぐらいまでは表の世界で過ごしていたのに、過去の楽しかった出来事を思い出せないぐらい病んでいます。
辛かった過去に蓋をして、喫茶店のウェイトレスで働く姿は本当に健気で可愛い。他のキャラとの交流で少しずつ表情が豊かになるシーンはホッとしました。とにかく可愛い可愛い可愛いです。
天涯孤独かと思いきや、同じ遺伝子の人がいたり、兄がいたりと意外と家族が多かったイチゴちゃんだったのでした\(^o^)/
イズナ CV:石川界人
推定年齢は24歳前後。身長185cm。
喫茶 月影の店員兼バリスタ。
無愛想で口が悪いが、店のコーヒーと料理に対してはとても真面目。
喫茶店の店員は副業であるが本業は殺し屋さん。
▼ネタバレを読む
まず一人目にプレイしたのはイズナさんです。
ぶっきらぼうだけど、こういう人に限って実は優しいんですよね。
イズナさんのお兄さんは殺し屋の仕事をしていたんですが、イズナさんを庇って死んでしまいました。
自分はお兄さんみたいになりたくないとずっと考えていたイズナさんは、
「他人に思い入れを持つと、殺すことも見捨てることもできなくなる。そしていつかテメエが死ぬんだ」
と言います。
仲良くなっても仕事なら殺すことができるアモンさん。
殺せなくなってしまうから仲良くならないようにするイズナさん。
喧嘩ばっかりしている(けど実は仲のいい)2人の考えは対象的でした。
でも何だかんだ言いながら、イズナさんはイチゴちゃんを心配したり、ノンカフェインのカフェラテを持ってきてくれたりと優しいです。
そしてやたらPTSDを心配してくれました。作中に説明書きがなくて不親切だなって思いました。小声
PTSDとは
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。
2人でお外デートした時にトラックが突っ込んできて、イズナさんは重症を負ってしまいます。
↑いちごちゃんが可愛すぎか\(^o^)/
クラマ先生に全治1ヶ月と宣告されたんですが、アモンが勝手に病室に様子を見に来るんですよね。
すると唐突に「やつを信用するな。潜入者だ」っていきなりイズナさんに言われて
ええーーーー\(^o^)/
どういうこと!?
ってなりましたw
これもしかしてプレイ順間違えたやつ??((((震える〜))))
アモンをはめて敵対している組織を混乱させるために4人を暗殺しようとするんですが、ここらへんの展開が早すぎてついていくのが必死でした。{頭悪くてすまんぜよ\(^o^)/
イチゴちゃんはアモンに連れ去られるところだったんですが、イズナが助けてくれてました。
そしてツキミのおかげで2人は表の世界で暮らせるようになったのでした。
どこかに行かないように、イチゴちゃんの手をぎゅっと握るイズナさんがかわいかった。
ツキミ CV:田丸篤志
推定年齢は26歳前後、身長176cm。
喫茶月影のマスター。
礼儀正しく穏やかな性格で、いつもニコニコしています。店ではマスター兼スイーツを担当しているが、本業は殺し屋さん。
▼ネタバレを読む
2人目はツキミさんに突撃しました。真相から程遠いと予想していたイズナさんにアモンの秘密をばらされてしまったので、逆にメインキャラをプレイするほうが全体の流れを把握できて良いのでは!?と思ったんです。
ニコニコ優しい雰囲気のツキミさん。
何かと気にかけてくれるし、イチゴちゃんには甘々です。
イチゴちゃんにフリフリのロリ系っぽい可愛い洋服をたくさん用意してくれていました。
絶対ツキミさんの趣味だろう\(^o^)/
ノイさんやイズナさんにも言われたようですが、ツキミさんの趣味がかなり反映されていますね。お人形さんごっこが好きなのかな?(((震える)))
ツキミさんは喫茶月影のスイーツ担当ということで、パンプティングを作ってくれました。
その描写がとても丁寧で美味しそうで、あれ?このゲームお料理ゲームだったかな?って勘違いしてしまったほどw
イズナさんルートでもコーヒーの種類の描写が細かかったので、二人共殺し屋やめて喫茶店経営したらいいのにって思いましたw
そしてあれよあれよというまに「好意を持っている」と告白されました。
実はツキミさん、以前イチゴちゃんの殺しの依頼を受けていたんですが、殺せなかったんです。
死ななかったイチゴちゃんは施設で感情をなくすほどにひどい目に合っていて、それを知ったツキミさんは、あの時自分が殺していればこんなにつらい目に合わすこともなかったのに。と後悔していたんです。
そんなツキミさんにイチゴちゃんは、
「どうしようもなくて、私が連れ戻されることになったら」
「私を、殺してください」
と、お願いします。
人体実験をされるぐらいなら、大好きな人に殺してほしいというイチゴちゃん。
”殺す”という言葉を肯定的に受け取ってもらったことが嬉しくてツキミさんは本気でイチゴちゃんを好きになります。
そして狙撃計画。
(心の声:あああああ、金太郎飴ぇええ、辛い〜〜)
ツキミさんはイチゴちゃんと組み、狙撃は無事に成功したのですが、二人の前に立ちはだかったのは、ボインのマツリさん。
もしかしてマツリさんもスパイだったんかなって思ったのですが、実はイチゴちゃんを助けるためだったのです。
マツリさんは「ツキミさんと一緒にいても幸せになれない。イチゴちゃんはストックホルム症候群だ」と言います。
ストックホルム症候群とは
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象をいいます。 ストックホルムシンドローム。1973年にストックホルムで起きた人質立てこもり事件で、人質が犯人に協力する行動を取ったことから付いた名称です。
イチゴちゃんに幸せになってもらうためには、ツキミさんと離れさせるしかない、と。
そこでイチゴちゃんの幸せをかけた戦闘シーンになったのですが、戦闘シーンがしょぼい。ゴホン。
ツキミさんって、ちょっと壊れたキャラがとても良いし、可愛いし声もいいのに、どうしてシナリオ頑張らなかった〜〜ってびっくりしました。
たぶん途中でゲームを辞めてしまった人は、このシーンにがっかりした人も多いハズw
地の文がなくて会話だけで戦っているシーンが描かれていたので、妄想を掻き立てられる描写でした。
そしてマツリさんを説得して自由の身になったいちごちゃんと殺し屋業をやめたツキミさんは一緒に喫茶店を営むのでした。
BADENDでは致命傷を追ったツキミさんに「殺して下さい」と頼むものの目が覚めたらイチゴちゃんは病室にいました。
ツキミさんはイチゴちゃんを愛していたから結局殺せなかったのかな…て思ったんです(全体感想に続く)
ツキミさんは人間味がなく壊れているという描写があったのですが、ツキミさんが壊れた原因とか壊れた様子とかそういったところをしっかり描いたらもっと物語に深みがでて楽しかったんだろうなって思いました。どうしてこうなった感が半端ない。
正直いうと、”プディングの作り方”じゃなくて”壊れたツキミさんの作り方”を教えてほしかったです〜〜( ;∀;)
↑なんかちょっと上手いこと言えたと思いました。ごめんなさい。
クラマ CV:野島健児
推定年齢28歳前後 身長180cm
喫茶月影の裏店舗で開業している闇医者さん。
最新の医療機器を使用した超一流の腕を持つ。
性格は偏屈で合理主義の偏人さん。
基本的に他人とは馴れ合わず単独行動が多い。
趣味はミニチュア作り。
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クラマルートではイチゴちゃんの存在が明らかになっていきます。
そう、実はイチゴちゃんは死ににくい体の人間だったのです。
施設で行われていた実験は、どれだけ回復能力があるかを確かめる物。
だからイチゴちゃん以外の実験者は殺されていたんです。
イチゴちゃんの体質に気づいた先生は、イチゴちゃんに痛いことはしない前提でイチゴちゃんの能力を調べていきます。
しかしイチゴちゃんのことを調べれれば調べるほど、無表情で何も感じない人形に戻っていってしまう。
それに気づいたマツリさんは、イチゴちゃんが自由になりたいって言うのであれば、どんな手段を使っても月影から連れ出してその後の生活の面倒を見てあげると言ってくれます。
そしてクラマ先生には1週間後に返答ができるように壊れたイチゴちゃんを治しなさいと伝えます。
イチゴちゃんの心を本気で治そうと決心したクラマ先生は、ケーキやお花を大量に買ってきてくれます。
喜ばせたいけどどうしたらいいのか分からないというクラマ先生が可愛い。それを突っ込むマツリさんを見ていてほのぼのしました。
他人と馴れ合うのは嫌いな先生だったけど、少しずつイチゴちゃんに心を許していく姿が丁寧に描かれていてよかった。
そう、イチゴちゃんの時間つぶしのために過去のミニチュアを探し出してみたり、普段は病室に引きこもって出てこないのに、喫茶月影に出向いてイチゴちゃんの顔を見たり…
可愛すぎかーーーー\(^o^)/
いや〜、よいですね。よい。
めっちゃ萌えました。
そしてマツリさんから治療費の代わりに車と鍵をもらって、2人は狙撃計画の最中に逃げようとします。
しかしあっさりとツキミさんに見つかってしまう。
彼女と一緒にいたい。
彼女を医者として助けたい。
これは俺の責任だ。
という先生の言葉を聞いていたのは、ツキミさんだけではなくノイさんもでした。
そう、実はノイさんは月影のボスだったんです〜!
びっくり\(^o^)/
また攻略順間違えた感が半端ねぇ〜〜((((震える〜))))
そして2人はノイさんの準備してくれた船とパスポートで海の見える場所で幸せに暮らしたのでした。
ああ、よい。クラマ先生、よいです。
最後のスチルで犬のお医者さんとうさぎのイチゴちゃんのミニチュアが飾ってあるのがとても良かった。
そしてBADENDでは、マツリとイチゴちゃんの関係が明らかになります。
実はイチゴちゃんはマツリの遺伝子から作られていた子だったのです。
そう、限りなく不死に近い力はマツリさんのものだったのです。マツリさんの能力に気づいた元相棒がマツリさんの血を調べて施設を作りました。
たくさんの人体実験をしたけど、成功したのはイチゴちゃんだけだったのです。
だからマツリは自分の遺伝子からできたイチゴちゃんを助けたいと思っていたのでしょう。
鳥肌がぶわーって立ちました。
殺スト楽しいです\(^o^)/
そして嬉しそうにイチゴちゃんを抱きしめるマツリさん。一体何歳なのだ…!?
アモン CV:八代拓
推定年齢23歳前後。身長178cm
喫茶月影で仕事を請け負う、フリーの殺し屋さん。
性格は明るくノリが良いムードメーカー。
軽い感じで適当そうに見えるがやる時はやる男。
仕事はできるのに新製品の武器が大好きで借金まみれ。
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最初からイチゴちゃんを気にかけてくれるアモン君。
借金まみれでノイさんに返済計画で呼び出されたりしていました。
しかし殺し屋としての腕は一流で、本気になったらあっという間に借金返済できるようです。
イチゴちゃんが一人で過ごす時間に何もしていないことを知ると、塗り絵を買ってきてくれたり、買物に誘ったりしてくれます。
感情がなく心が死んでいたイチゴちゃんでしたが、アモンさんにもらった塗り絵を夢中でやったりと少しずつ人間らしい気持ちを思い出していきます。
買物デートでは、錆びれた屋上遊園地で閉じ込められてしまうのですが、イチャイチャっぷりが可愛い。
「アモンさんがいてくれて、嬉しい」
というイチゴちゃんの言葉に、アモンさんは泣いてしまいます。
一体どんな過去を背負って生きてきたのか。
描写ください〜〜〜〜!!!
って叫びたくなりましたね。
ここで過去エピソードを入れてくれたら泣けるのに〜なんて思いながら少し物足りなさを感じてプレイ。
しかしアモンが可愛い。
真っ赤に照れながら嬉しそうにイチゴちゃんと話す姿とか萌えるわ\(^o^)/
悪夢を見るというイチゴちゃんにドリームキャッチャーをプレゼントしたり、本当に優しいです。
そして狙撃計画ではイチゴちゃんを連れて逃げようとします。
実はアモン君、イチゴちゃんがいた組織側の人間で、イチゴちゃんを連れ戻すためのスパイだったんです。(知ってた
しかしイチゴちゃんを好きになってしまったから、仲間を12人殺してイチゴちゃんと一緒に逃げようと計画していたんです。
結局、ツキミさんに足と肩を撃たれてしまうのですが。
アモンさんの願いは唯一つ。
イチゴちゃんを表の世界に戻してあげたい。
幸せになってほしい。
という願いでした。
ていうかツキミさんが「仲間を12人も殺して僕たちでも引きます」的なことを言っていたけど、ツキミさんも大概だかんな\(^o^)/
ていうかアモンさん撃った時、イチゴちゃんを狙ったって言ってたとか、本当もう鬼畜だからな。アモンが助けなかったらどうするんだって思ったんですが、イチゴちゃんの特殊能力を知っての行動だったのでしょうか。
それにしても月影の人たちは怖すぎるわー\(^o^)/
5日間眠りっぱなしのアモン君でしたが、イチゴちゃんに付き添われて目を覚ましたのでした。
枕元にはアモン君がプレゼントしたドリームキャッチャーが置かれていて、イチゴちゃん本当可愛いなって思ったのでした。
アモン君、ちゃんとイチゴちゃんを幸せにしてあげてね。
長谷川 CV:前野智昭
推定年齢29歳前後、身長190cm
リバー・オーグ社で、社長秘書兼ボディーガードをしている。
几帳面で真面目な性格です。
とても無口で今時珍しい硬派なタイプ。
見た目で誤解されがちだけど実際は優しい心の持ち主。
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器用な男性で裁縫だけではなく料理もできます。
そして海外生活が長かったので、語学も堪能だし腕っぷしも強い。しかも限りなく不死に近いだなんて
どんだけ完璧なんだよ\(^o^)/
って言いたくなります。長谷川さんです。
序盤で「社長に何を聞かれても答えてはいけない」と忠告してくれた長谷川さん。
社長秘書なのにそんな事を言っても大丈夫なのかなって思ったんですが、長谷川さんは正義感の強い優しい人だったんです。
以前、アメリカで絵本を読んであげていた少女が戦争で亡くなってしまった。だから大人の都合で振り回されて欲しくないと思ったようです。
長谷川さんは、今の状況から助け出すことができると言います。
え!まじで?
マフィアのボスを裏切るの?
間違いなく殺されるぞ?!
って思っていたんですが、傭兵として死に場所を探していたけど、長谷川さんはずっと死ねなかったんです。
そう、それはマツリさんやイチゴちゃんと同じ特殊な能力だったんですーー!!
そして回想で戦争のシーンが出たんですが、もう長谷川さんかっこよすぎて…!
殺ストって喫茶店ゲームだよねって思っていたのですが、戦争シーンがよかった!!
なんで他のキャラにはこういうシーン入れてくれなかったの〜( ;∀;)泣ける
ちょろい私は長谷川さんのことを信頼して、イチゴちゃん同様付いていこうって思ったんです。
だがしかし!
狙撃作戦は失敗。
ある組織とFMRCという敵対していた組織が手を組み、アモン君が寝返ったから一気に劣勢へ。
イチゴちゃんを置いていくために、長谷川さんは自分がリバーオーグの社長だと嘘をつくんですが、まんまと騙されましたよ。
その後、白川さんが長谷川さんが嘘をついたことを教えてくれるんですが、もう何度も騙すのやめてください。
頭こんがります\(^o^)/
そして長谷川さんは敵を倒すためにイチゴちゃんに麻酔を打って寝かせます。
目が冷めたらイチゴちゃんは月影の別の人達に守られていたところ、敵の襲撃に会いますが、長谷川さんが助けに来てくれたのでした。
死神と異名を持つ長谷川さんと不死のイチゴちゃん。
2人がくっついたら幸せに暮らせそうだなって思いました。
お姫様抱っこにキスとかかっこよすぎませんか?長谷川さん。
ノイン CV:花江夏樹
推定年齢:不詳(自称16歳)/身長165cm
喫茶月影の一角で商売をする武器商人。
性格はサバサバしていてズバッと物事を言うタイプ。
少年のように見えるけど成人男性。
本人に年齢を尋ねると16歳としか答えないため、年齢不詳。
▼ネタバレを読む
プレイ前にきっとノイさんが推しになるんだろうなって思って、プレイを始めたんですが、思いっきり推しでした。
いやー、頭良くて商売上手で見た目可愛くてツンデレとか
好みでしかない\(^o^)/
ありがとうございますってお礼を言いたくなりましたね。
ブロッコリーさんはツンデレがお上手です(拍手
ということで、最後のノインルートです。
他キャラをクリアしていないと現れない隠しルートなのですが、真相ルートでした。
まずズバッとはっきり物事を言うノイさん。
パソコンをパチパチしながら仕事をするノイさんを見て、カフェで仕事をしている人って一体どんなことをしているんだろうって疑問になったイチゴちゃん。
ノイさんに話すと「調べてくる」と言って、3つの喫茶店を調べてきてくれます。
この時点でイチゴちゃんはノイさんの謎の行動力に夢中になってしまうんですよね。
50歳のノイさんの偽物がいるとか、おにぎりをこっそり一緒に食べたり…とか。
そんな何気ない会話がイチゴちゃんには癒しになっていたようで、ノイさんがいるかどうかを探しちゃうんですよ。
可愛いすぎません!?イチゴちゃん!!!
ほんでノイさんもめっちゃ可愛いんです。
イチゴちゃんが熱を出して寝込んでいる時は、イチゴちゃんを起こさないようにドアの外で起きるの待ってるんですよ!!
うわあああああああ!
可愛すぎかああああ!
そしてノイさんとイチゴちゃんの初デート。
他のキャラには、路上で車に轢かれたり、屋上で閉じ込められたり、ビルの周りをぐるぐる回ったりとしていたのですが、
ノイさんのエスコートはバッチリ\(^o^)/
公園でラブラブ会話を楽しみ、レストランでランチを食べて、ゲームセンターで3500円使ってスマホの画面拭きを取ってあげるんですよ!
ぐあああああああ!
可愛いすぎかああ!
なんですか。裏社会ってなんですか?
ただのラブラブカップルじゃないですか。
イチゴちゃんもかわいいしノイさんも可愛すぎです。
そんな楽しいデートが終わった後に、アモンが
「施設がノイさんを狙っている」
とか言い出すんですよ。
ノイさんは実は50代後半で、不老の力を持っている。
だから施設はノイさんで人体実験をしようとしている。
でもイチゴちゃんがノイさんの代わりに施設に帰ったらノイさんのことは助けてあげる。という内容でした。
そこでイチゴちゃんはノイさんの代わりに自分が施設に帰ることを決意するんです。
狙撃作戦の時に、アモンのサポートを志願したイチゴちゃんは、作戦決行する際に施設に帰ろうとするのですが、
イチゴちゃんの様子がおかしいと気づいていたノイさんがアモンを撃って止めます。
『俺を庇うために施設に行こうとしたんだから、俺は君を守るために悪にでもなる』
↑ちょっとセリフうろ覚え
とかめっちゃカッコイイことを言う訳ですよ。
そして喫茶月影のあるビルの最上階、ノイさんのセーフハウスに移動します。
そこで待っていたのは、イチゴちゃんと同じ遺伝子を持ったお兄さん。
施設のボスである女性を不老不死にする研究について話が始まります。
ちなみにノイさんは50代後半ではなく20代でしたw
アモンの巧みな嘘に私もすっかり騙されておりました\(^o^)/
50代と言われてキレるノイさんにめっちゃワロタ\(^o^)/
しかしイチゴちゃんには表の世界で幸せになってほしいお兄さんは、イチゴの声がでないままだから、裏の世界にいたら不幸になると言います。
ノイさんと一緒にいたいイチゴちゃんは、頑張って声を出してお兄さんを納得させるのですが、そのシーンがとても良かった。
クラマ先生でも治せなかった失声症は、ノイさんと一緒にいたいという強い思いで出るようになったんですよ!!!
そして2人は裏の世界で幸せに暮らす…っていうのがベストENDでした。
BADENDでは、声を出せずお兄さんを説得できなかったため、ノイさんは表の世界でイチゴちゃんと生きていくことを決意。
その時にようやくヒロインちゃんの名前を設定するんですが、
ここで出すのか〜〜!!
って謎の興奮をしてしまいました。
いやー、素敵。素敵です。。。
イチゴちゃんの養護施設に挨拶に行って、高校にも復帰します。
そして生き延びたアモンさんとすれ違うシーンはとても切なかったです。
いや〜、真相ルートでは伏線がしっかり回収されていてとても楽しかったです。
そしてノイさん可愛いしかっこよすぎませんか!?
FD…FD…お願いしやっす!!!
あ、でもノイさんとイチゴちゃんのキスシーンは中学生カップルかなって思ってしまいました。スチルのノイさんが子供っぽすぎた…(悲しい
全体的な感想
殺し屋とストロベリー、無事にトロコンしました。
最初は「あれ?なにこれ?裏社会?殺し屋?え?ただのグルメゲームじゃね??」なんて思いながらプレイをしていたのですが、物語が進めば進むほどどんどん楽しくなっていきました。
ラスト2人からはノンストップでプレイしてゲーム終ったの深夜2時ですよ。
推しキャラが最後だったので幸せすぎた\(^o^)/
そしてキャラが良くて萌えます。ヒロインのイチゴちゃんが可愛いのは当たり前のこと。攻略キャラ大半にズキュンズッキュンしました。
しかしキャラによってシナリオの差が激しいです。
とあるルートの戦闘シーンは真顔になってしまうほど残念でしたが、後半になるとシナリオが少し良くなります。
もし購入して途中で辞めてしまった方は、ぜひ頑張って最後までやってほしいです!
途中で投げてしまうと、このゲームはただの駄作で終わると思います。
大きな声では言えないけど、本当にプレイが辛くなったら強制スキップ(低速)を使ってもいいと思うので、是非真相ルートまで頑張ってみてください。声優さんに対して失礼という意見もありそうですが、途中で放置するよりは良いと思うんです〜。
きっと途中から楽しくなるはず…!(ならなくても責任は取れませんのであしからずw)
個人的には、クラマ・長谷川・真相ルートが好きでした\(^o^)/
そしてベストエンドもBADENDも回収してください。
BADENDにも大切な設定が隠されています。
▼ネタバレを読む
とにかく殺ストは伏線の回収が素晴らしいって思いました。
このゲームの隠れた題材は「不老不死」だったんですね。
ツキミさんルートで、ツキミさんはイチゴちゃんを”殺そうとしたけど殺せなかった"と供述していたシーンがありましたが、それはイチゴちゃんの体質のせいだったんです。
そしてツキミさんのBADシーン。死にそうなツキミさんを殺そうとするが目覚めたのは病院でした。
ツキミさんはイチゴちゃんを"生かそう”としていたのではなく、体質のせいで”殺せなかった”というのがわかって鳥肌がぶわーってなりました。
生き残れたのならBADENDではないんじゃないかなって思ったんだけど、死ぬならツキミさんに殺されたいと言っていたイチゴちゃんのことを考えると、なんて残酷なBADENDなんだろうって思いましたよ。(切ない。
死なない体を持ったイチゴちゃん。
それはマツリさんの遺伝子を受け継いでいるから。
ていうか作中ではそんなに記述されていないですが、マツリさんチート並みに強かったんですよねw
老衰で死にそうな人とペアを組んでいたっていうぐらいだから、本当にいい歳なんでしょうね。
あんなボインなのに。すごいっす。
マツリさんがクラマ先生の病院にしか通わないのも自分の遺伝子が流出しないため、自分の遺伝子をもとに作られた子達がひどい目に合っているのを知っていたからだったんですね。
だから高い診察料を払ってもクラマ先生に診てもらいたかったんだなって思うと鳥肌がぶわ〜って立ちました。
そして施設ではイチゴちゃんと同じように死ぬか生きるかの実験をされていた。
それでもイチゴちゃんしか生き残らなかったのは、他の人は精神が崩壊して生きたいと思わなくなったからだったんです。
そして長谷川さんも不死の力を持った人でした。
長谷川さんの後でノイさんの真相ルートやったから、ノイさんの不老説をあっさり信じてしまいました。
とてもうまかったです。
そしてこのゲームは、裏社会というテーマだったから残虐な過去が描かれていたり、しんどいシーンが多いのかなって勝手に期待が上がりすぎていました。
最初は喫茶店でコーヒーやスイーツのうんちくを見るのが結構辛かったのですが、だんだん世界観に馴染んでくると、なるほど。こういうもんなんだなって思いました。(ただし寝落ちはたくさんした)
殺し屋とストロベリー の総合評価
ということで殺し屋とストロベリー の評価です。
総合 ★★★☆☆(3.2)
シナリオ ★★☆☆☆
糖度 ★★★☆☆
イラスト ★★★☆☆
キャラ ★★★★★
音楽 ★★★★☆
システム ★★☆☆☆
【シナリオ】
- ボリュームはないです。共通1時間、個別2〜3時間でサクッと終わります。サクサク終わるゲームは好きなので私は良かったです。
- 喫茶店の何気ない日常シーンが多くて眠くなりました。殺し屋たちの過去のエピーソードがほぼないので物語に深みがなくて残念でした。
- シナリオにムラがありキャラ毎のクオリティが違います。
- 真相が各キャラに散りばめられているので攻略順はとても大事です。
- 散りばめられた伏線はきちんと回収されるので真相ルートをプレイするとスッキリします。
- 設定はとてもいいのに活かしきれていない感じがもったいないと感じました。
- 期待しすぎるとがっかりするやつです。
- 若干金太郎飴気味ですがそこまでに気になるほどではないです。
【糖度】
【イラスト】
- カズキヨネさんがキャラデザをしていますが、実際の立ち絵やスチルは別の方が描かれています。
- でもイラストはとても綺麗です。喫茶店の背景が綺麗で感動しました。
- スチルの使い回しが少し有りましたが、そこまで気にならなかったです。
- でも戦闘シーンのシナリオが薄いのでイラストでカバーできていれば良かった。
【キャラ】
- ヒロインちゃんが可愛い。過去の出来事から心を閉ざしています。
- 失声症なので人形のようです。頷く描写が多いのが気になる人はなるかも。
- キャラ萌えはバッチリできます。良かった。
- 裏社会の住人ということもあり、みんな壊れています。
- ノアさん、クラマさんが特に好きでした。
【音楽】
- BGM良かったです。盛り上がるシーンで音楽が変わりワクワクしました。
- 喫茶店のBGMがゆったりとしており、日常会話が子守唄になりました。(つまり寝落ちした
【システム】
- 目パチ口パクが自然で良かった。
- 選択肢ジャンプがあるのでBAD回収が楽ちん。
- 少し動きがもたついていてロードが長い。
- 1度システムエラーで落ちたので、適度にセーブするのがおすすめ。
ということで、総合評価は5段階評価で「3.3」でした!
【追記】ごめんなさい。一晩寝ておきて、シナリオの点数を3→2に変更しました。
某通販サイトのレビューがあれまくっていて、☆1の嵐でしたが、そこまで酷くはなかったです。
むしろ終盤から楽しくなりました。色々突っ込みたいところも多いし残念なところも多いです。正直期待していた分がっかり感が多かった。
でもレビューほど悪くはない!というのははっきり言いたい。←※私がレビューを見た時は8割が☆1のオンパレードでした。
シナリオ重視の方やオト●イトさんの本気ゲームのように完璧を求める人には向いていないゲームだと思います。そんな方は後悔するので買わないのが吉。
どんなゲームでも割と楽しめる、キャラ萌えが大事という方はそこそこ楽しめる作品ではないかなって思いました。私はノアさんが好みのキャラということもあり、後半寝る時間を惜しんで楽しめました(前半は苦行でしたがw
全力でおすすめできるかと言われると、NO!です。
購入するか迷っている方は、キャラ萌えできたらラッキー!ぐらいの感覚でプレイすると良いかもしれません。
乙女ゲームという小さな市場の中で頑張っているメーカーさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
新作が出たら購入したいと思うので、ブロッコリーさんには是非これからも頑張ってほしいです!
製品情報
商品名 |
殺し屋とストロベリー |
ジャンル |
裏社会×恋愛ADV |
対応機種 |
PlayStation®Vita ※PlayStation®Vita TV対応 |
発売日 |
2018/8/23 予定 |
CERO |
C |
価格 |
【通常版】6,300円+税
【初回限定 月影BOX】8,300円+税 |
原作 |
株式会社ブロッコリー |
キャラクターデザイン |
カズキヨネ |
発売元 |
株式会社ブロッコリー |
CAST |
ツキミ:CV.田丸篤志
イズナ:CV.石川界人
クラマ:CV.野島健児
ノイン:CV.花江夏樹
アモン:CV.八代 拓
長谷川:CV.前野智昭
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