イヴ CV:斉藤壮馬
便利屋の店主であり自衛団の一員。
幼い頃、ヒロインちゃんを火事から救ってくれた人。自分は顔面に大火傷を負ってしまう。
最初の印象
以下ネタバレありです!
未プレイの方はプレイ後に読むことをおすすめします!
痛覚と味覚が麻痺してるよねイヴ。
肋骨を折られてもピンピンしてるし死刑執行人と戦っている時も散々刺されているのに全く痛がっていなかったのが衝撃でした。
あと料理が壊滅的らしい。
飲み会が好きだが酒には弱いところに親近感を覚えました笑
人手が少ないからとヒロインちゃんに便利屋の仕事を手伝って欲しいというイヴ。
博愛主義者であるイヴは街の人気者。
たくさんの人のお世話をしてたくさんの人に愛されていた。
火事で火傷を負ったせいで醜い化け物だからと両親に捨てられたイヴ。
ヒロインちゃんがきっかけでどん底の人生になってしまった。
誰かに愛されたい。
愛されるためには人を愛するしかない。
自分を犠牲にして人を助ける姿はなんとも痛々しいなって思いました。
しかしイヴの人柄のおかげでヒロインちゃんは街の人に溶け込んでいきます。
街の人が【死神】ではなく名前で呼んでくれた。
そう喜んでいたのも束の間。
街に何体もの変死体が出ます。
呪いだと街の人たちは態度を急変。
イヴとヒロインちゃんを村八分にします。
食材を売らなかったり、家に火をつけようとしたり。
今までの恩を仇で返すような仕打ち。
なんやそれ。酷すぎるやろ。
しかし昔イヴに救われたというおじさんだけは自分の身を犠牲にしてお礼をしたいと言ってくれたわけですが。
なんだろう。
胸が苦しいよー。
人間の汚い部分が見え隠れして何とも言えない気持ちになりました。
そんな中、ヒューゴが現れてヒロインちゃんにめちゃくちゃ暴言を吐きます。
ヒロインちゃんのせいでイヴが不幸になっている。なのに何故のイヴと一緒にいられるのか。
って怒られるのですが。
うわーっ!
心が痛い。
でもヒューゴが言いたいこともわかる。
それだけイヴのことが大切なのだろう。
ヒューゴがイヴのことを恋愛的に好きかもと思わせる描写があって、えええ!?そうなの!?ってびっくりしました。
闇を抱え愛されたいと願い他者に優しいイヴという人間を好きなのであれば、それは性別を超えた人間愛みたいなものかなって思いました。
同性が好きっていうよりはイヴという人間が好きっていう感じ?(しらんけど
そしてアンクゥに抑えられていたヒロインちゃんの死神の力はカプシーヌの薬によって効果がなくなってしまいます。
近くにいたイヴは症状が発生し、ヒューゴは死んでしまいました。
シアンの解析結果からもヒロインちゃんが毒のフェロモンを放つ【本当の死神】であると告げられ、国を守るためにヒロインちゃんに人柱になれと言います。
自分が人の役に立てるのであればと「よかった」と言葉を漏らす姿が痛々しく。泣けてきた。
自分は人を殺めるためだけの存在だと思っていたからこそ、人の役にも立てるのが嬉しかったのか。
誰にだって幸せになる権利はあるのに。
彼女にとって幸せとは自分を犠牲にして人の役に立つことだったのか。
なんだか博愛主義であるイヴに近い気がして泣けました。
しかし自分を受け入れてくれたヒロインちゃんを失うのは嫌だと。
みんなを敵に回してもヒロインちゃんを救うことを決めたイヴは研究所に向かいます。
いつもは敵だったリュカ先生が味方につくと心強い。妹をよろしくと言って自分が犠牲になったアドルフには涙が止まりませんでしたー。
うわああああああ
絶望すぎる
結局ヒロインちゃんの体から出る毒素によってシアンとイヴも倒れてしまうのですが。
1人で自害しようとするヒロインちゃんを追いかける姿はたまらなかったし、
焼死体となってヒロインちゃんに手を握られる姿がもうたまりませんでした。
しかも死んでもなおヒロインちゃんを案じる声が聞こえてきて、イヴ優しすぎるだろ…と。
イヴルートは本当に胸が苦しかった。
漂流者は実はイヴの祖先だったのですが、実は死神と契約していたのも彼の先祖で。
小麦を作ってパンを普及させたのもイヴの祖先のおかげだった。
なんだか色んなことが巡り回っているのだなと思いました。伏線回収すごすぎない。
まさかシアンのパン好きがここで関わってくるとは…!!!
【三幕終わって帰ってきました】
炎の中でプロポーズ。
どんなに逃げても必ず追いかけてきてくれるイヴ。
自分が死ぬかもしれないっていう恐怖心がなく、いつでもヒロインちゃんを助けるために動いてくれて、凄すぎる男ですよ……。
リコリスの花とともに炎の中にいるのだから普通の人だったらすぐに死んでしまうのだろうけど、イヴはリコリスの球根を食べていたおかげで毒に対する耐性ができているし。
ヒロインちゃんはアンクゥの血を飲んで耐性ができたので二人は寿命を全うするまで洞穴でくらします。
穏やかな日々が訪れます。
きっとアンクゥがシアンに協力して二人を助けてくれるでしょう。
リコリスの守護人とリコリスの死神。
小さい頃からリコリスの花畑でプロポーズするんだと決めていたイヴ。
三幕のアンクゥの花束とかぶって涙が出そうになった。
どうか末長く幸せになってほしい。